『読売新聞』(1972.09・14才)/無情な花売り

友達と書店からの帰り。前から風変わりな男の人が近づいてきた。 「恵まれない青少年のために、この花を買ってください」 「なるほど」と納得し、財布をだして「いくらで...

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『さくらぎ』(1973.09・15才)/日本人としての誇り

昭和四十七年。八月二十六日。この日は、だれもが知っている通り、第二十回目のミュンヘンオリンピックの開会式のあった日でした。僕は、あの日、つくづく日本人としての誇りというもの...

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『朝日新聞』(1979.08.16・21才)/おばあさんをもう泣かすな

本誌の園山俊二氏の四コママンガ「ぺえすけ」に、僕はふっと笑わされ、はっと胸を突かれ涙を流した。 一コマ目。おばあさんが縁側でペエスケに「これが火消し道具」と、 柄の...

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『地方自治職員研修』(1984.11・26才)/「弁当くらい自分でつくれ」という意見も

「共働きで給食がでないと手がかかる。といのうは口実である。 親なら寝ないでも、弁当をつくってやるべきではないか。 こういうお母さんのために、厳しい財政から中学校給食...

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『月刊・新自クラブ解散特別号』(1986.08・28才)/若い仲間とともに

「やさしい世代」とか「しらけ世代」といわれ、 その政治的無関心を批判されることの多かった若者たちに、 新自由クラブは政治への関心を高めさせてくれた点について、画期的であ...

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『世界と議会』<尾崎行雄記念財団>(1987.07・29才)/小さな命

早朝の清潔な風が吹いていた。 私と妻は、車で五分ばかりの産婦人科医院の前に立っていた。 ここにやって来るまでの車中、妻はずっと前かがみであった。 朝の五時、果たし...

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『世界と議会』<尾崎行雄記念財団>(1988.05・30才)/21世紀の懸け橋として

二一世紀への懸け橋として 浅野目 義英(上尾市議会議員) 何も無かったけれど当選できた。二一世紀をつくる世代たちにも発言させて欲しかった 昭和三三年、私の生まれ...

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『上尾高校創立30周年記念誌』(1988.11・30才)/上高生であったことの誇り

受験番号は一六六番だった。私は上履きを忘れてしまい、 はだしで入試を受けるというとても恥ずかしい思いを体験した。 合格発表の日は、先に着いて待ち構えられていた友人か...

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『桜ん坊』<山形県人会>(1999.02・40才)/板谷峠 母の命を一目見ん

山形から上京していた歌人斉藤茂吉は、母の死を目前にし 『みちのくの 母の命を一目みん 一目みんとぞ ただに急げる』 と歌い山形に急ぎ帰っていった。 旧国鉄...

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『朝日新聞』(2001.12.25・43才)/シズエさんに命の尊さ学ぶ

15年前、長男が780㌘で出生した。明日の命も知れない超未熟児だった。 ある雑誌に「どんなことがあっても生きて欲しい」と、涙をこらえながら随筆を書いた。 加藤シヅエ...

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珠算人の月刊情報誌『SUNRISE』(2010年2月号・52才)/そろばんのことをよく知らなかった私が…

私はそろばんのことをよく知らなかった。翻って、妻は珠算一級で、そろばん製造のメッカ小野市(兵庫県)で生まれた。しかも銀行で働いている。何とそろばんと縁の深い人生なのかと思っ...

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『古藤学園の希望-創立七十周年記念誌-』(2011年1月15日・52才)/祝辞 新校舎から堂々たる学生が生まれることを祈ります。

祝辞 新校舎から堂々たる学生が生まれることを祈ります。 埼玉県議会議員 古藤学園後援会長 浅野目義英 古藤学園の在する埼玉県さいたま市浦和区を選挙区とする県議会議...

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『そろばんUSAメソッド・そろばん式暗算術』<笠倉出版社>(2012年5月1日・53才)/そろばんで頭と心が鍛えられていく

子どもを侮ってはいけない。じっといつも、大人の瞳を見つめ、言葉を聴いている。子どもは、大人の人間力を見ている。 まだ頼りない生命力、もどかしい判断力、あどけない知恵と知識。 子...

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珠算人の月刊情報誌『SUNRISE』(2013年2月号・54才)/そろばんクリスマスカップで『塵劫記』を思い出す

雪が舞うのではないかと思うほど浦和は冷え込んだ。 そんな中、「そろばんクリスマスカップ2012」に、日本中のみならず世界から今年も千名近くの挑戦者が参集した。 毎年、私...

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『ファミリープロミス』(2013年4月号・54才)/あなたは笑っているか。

あなたは、笑っているか。 二十年ほど前になろうか。 たまたま深夜のテレビで、日米の高校生が両国の国柄について話し合うという、楽しい番組を見た。米国の高校生が日本の高校生...

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『次世代によりよい日本を』<いしん埼玉市民の会>(2014年7月・55才)/懐疑的になれ

『次の世代に向けてのメッセージ』という題名の原稿依頼を受けた。何ものをも恐れない、改革意識に燃え、挑戦心溢れる次世代の若者が、次々と飛び出してくることを、いつも願っている。次世代に...

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『第1回埼玉県調理師会大会機関誌』<一般社団法人埼玉県調理師会>(2014年11月18日・55才)/忘れられない味

第1回埼玉県調理師会大会の開催まことにおめでとうございます。また、調理師会のみなさまには常日頃何かとお世話になり、深く感謝申し上げております。 さて、「“忘れられない味”...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2015年11月・56才)/『そろばんUSA』保護者会を拝聴して

9月29日(日)、そろばん教室USAでの赤堀愛果さんの講演を拝聴させていただいて、私は感動で心地よい気持ちでいっぱいになりました。 感動を胸に秘めたまま翌日の月曜日、赤堀さんの話...

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『情報』<埼玉県生活協同組合連合会>(2017年1月・58才)/新年のご挨拶

民進党・無所属の会 代表 浅野目 義英 明けましておめでとうございます。 埼玉県生活協同組合連合会を構成される組合員、職員、また関係の皆様におかれましては、お健やかに新年...

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『情報』<埼玉県生活協同組合連合会>(2018年1月・59才)/新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 埼玉県生活協同組合連合会を構成される組合員、職員、また関係者の皆様におかれましては、晴れがましい新年をお建やかにお迎えのことと、心からお慶び申し...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2018年11月)/『人との不思議な出会い』①

 浅野目義英埼玉県議会議員に『人との不思議な出会い』というタイトルの連載をお願いしました。 初回は、月刊サンライズ2010年2月号に掲載された、私高柳和之との出会いです。 ...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2018年12月)/『人との不思議な出会い』②

運命の仕掛けは不思議に満ちている。~エジソン~ 『種も仕掛けもない』という言葉があります。人生には、意図しない偶然が続くだけで、種も仕掛けもないのでしょうか。ではその偶然...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2019年1月)/『人との不思議な出会い』③

『人との不思議な出会い』③ 運命の仕掛けは不思議に満ちている。モハメド・アリ 埼玉県議会議員 浅野目義英 前号では、エジソンのお話をしました。列車に轢かれそうになった駅長...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2019年2月)/『人との不思議な出会い』④

『人との不思議な出会い』④ 出会いはチャンスと説いた『柳生家の家訓』 埼玉県議会議員 浅野目義英 12月号では、世界の発明王と言われるエジソンのお話、1月号では、世界ヘビー級...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2019年3月)/『人との不思議な出会い』⑤

『人との不思議な出会い』⑤ 人生で最も幸せなことは『良い人間関係』 埼玉県議会議員 浅野目義英 いよいよこの連載も今号で最終となりました。 お付き合いを頂きましてありがとう...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2022年11月)/『あきらめず、心折れず、努力した人の話』その1

【あきらめず、心折れず、努力した人の話】 今回からみなさんに、表題のテーマで、5回連続でお話をさせて頂きたいと思っています。 どうぞお付き合い下さい。 ➀絶望からの努力、...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2022年12月)/『あきらめず、心折れず、努力した人の話 イチロー』その2

【あきらめず、心折れず、努力した人の話】 その2 夢へ向かう努力 イチロー 文:埼玉県議会議員 浅野目義英 連載第2回はプロ野球選手イチロー(本名:鈴木一朗)の登場です。...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2023年1月)/『あきらめず、心折れず、努力した人の話』その3

【あきらめず、心折れず、努力した人の話】 ③夢を追う勇気 ウォルト・ディズニー 文:埼玉県議会議員 浅野目義英 世界中で愛されるキャラクター、「ミッキーマウス」の...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2023年2月)/『あきらめず、心折れず、努力した人の話』その4

【あきらめず、心折れず、努力した人の話】 ④こつこつ謙虚な努力 上杉鷹山 文:埼玉県議会議員 浅野目義英 上杉鷹山(ようざん)は米沢藩藩主です。屈指の名君として知...

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『会報USA』<そろばん教室USA>(2023年3月)/『あきらめず、心折れず、努力した人の話』その5

【努力をし続けた偉人の周りの人たち】 「あきらめず、心折れず、努力した人の話」というテーマで、これまで4回お話をさせて頂きました。 ➀絶望からの努力、野口英世 ②夢に...

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