竪 十萌子:埼玉県弁護士会所属弁護士 (敬称略)

イデオロギーを優に超えて

「みんなちがってみんないい」「私の幸せは私が決める」「戦争の過ちを二度と繰り返さない」を徹底している日本国憲法が私は大好きで、日本国憲法を多くの人に知ってもらう憲法カフェを埼玉県各地で行っています。そんな中、安倍政権の誕生で、日本国憲法が壊され始めたため、世論は二分され対立構造となり、私は護憲派として対立構造の中にいました。
 
 そんな私が、浅野目さんと出会ったのは、コロナ禍が長引き2年半が経過した頃です。私は長引くコロナ禍を経て、「子ども達はいつまで学校でマスク着用を強制されるのだろう」「いつまで行事の中止や制限を強いられるのだろう」と不安に思い始めていました。そして、「マスク着用」に法的義務は無いこと、あくまで国からの御願いに過ぎないのに、同調圧力によって、私達はマスクを付けざるを得ない状態であることも分かりました。そして、子達の中では未だマスク警察が横行していることも知り、まさに、「全体主義」そのものの流れだと思い、これは憲法の精神と相反するため、護憲派としては、闘わなくてはならない問題だと思いました。そのため、子どもの学校内で「マスクをしている子もしていない子も尊重される学校生活」にして欲しい、と訴えるに至りました。そして、護憲派なら当然この問題を共有してもらえるだろうと思いましたが、共有してもらえない実態があり途方に暮れていました。そんな中、浅野目さんと出会い、浅野目さんにこの問題を伝えると、浅野目さんは、すぐに理解、賛同してくれて、すぐに一緒に闘い始めてくれました。浅野目さんは行政とすぐに話をし、実態を調査し、同じ問題意識を持つ方々と私を繋げてくれました。その中には、かつて世論を二分した対立構造の中にいた方もいました。でも浅野目さんは「人権侵害に、右も左も無い」と言い、両方を引き合わせてくれました。また、浅野目さんが上尾市議時代から外国人の指紋押印拒否問題に取り組み、県議となってからは朝鮮学校の補助金不支給問題にも浅野目さんは取り組んでいたことも知りました。
 
 そんな浅野目さんと共に活動していて、本当に驚くことは、浅野目さんの人との繋がりの幅の広さと深さです。私は思いがあるとどうしてもイデオロギーでぶつかり、対立してしまうことは当たり前と思っていました。しかし、浅野目さんは、人として、差別や人権侵害を許さず、それらの声を聞けば、すぐに対応し、活動続けているため、人々は、浅野目さん自身に魅せられ、イデオロギーを優に超えて、浅野目さんと深く繋がっているのだと思いました。
 浅野目さんのように、イデオロギーとか党利党略とか無く、人脈がとても広く、差別や人権侵害の声を放置しない、そして、すぐに解決に向けて動いてくれる方は、埼玉県政には是非いていただかなければならない貴重で唯一無二の存在だと思います。浅野目さんを推薦します。是非当選して欲しいです。