【テレプレゼンスロボットOriHimeを複数台導入せよ】

「ある身体の弱い子供が、ある社会においては、ほかの社会よりも多く生きのびるチャンスをもっているかどうかということは、その社会の構造にかかわることです。それはその子の生理的特性によるものではありません」。ハイエク( Friedrich August von Hayek 1899 ~1992)

ハイエクは、20紀を代表する自由主義の思想家。ある意味、「テレプレゼンスロボットOriHime」の存在意義の背中を強く押している。
写真は、小児医療センターと併設されている、埼玉県立けやき特別支援学校で活躍しているオリヒメ。

埼玉県がこの「テレプレゼンスロボットOriHime」を何台もっているか?を本当に一生懸命さがしたら、たった一台だけここで見つかった。
ロボットから授業に参加しているのは、小児がん、白血病、大火傷などで入院・加療中の正に身体の弱い子供だ。オンラインとは少し違う。遠隔で意思疎通が出来るなどの優位性が認められ、ベットの上から等でもまるで教室にいるのと同じ感情の同期が出来て、学習に取り組むことがでる。時代はここまで来たのだ。

この「テレプレゼンスロボットOriHime」を考案した吉藤オリィ氏はまだ32歳。このシステムと思想を、28歳の時に天皇陛下にご進講している。彼が、ALS患者のOriHime eyeシステムの構築者だと知り、私は注目してきた。

我々が目指さなければならない未来は、重度身体障害でも、難病でも、様々な理由で、家から出ない出られない、人でも子供でも、「存在」や「役割」を得て、誰かに必要とされている、自分は生きている、を自覚出来て、自分を否定しなくなる世界だ。

県教育局へ特別支援教育のさらなる充実を望み「要望書」を提出した。
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令和3年6月11日

埼玉県 教育局
特別支援教育課長 竹井彰彦 様

埼玉県議会議員 浅野目 義英

テレプレゼンスロボットOriHime導入活用の要望書

埼玉県教育局では、平成30年、令和元年、令和2年の3年間、けやき特別支援学校でOriHimeを1台を使った授業研究が行われました。
活用事例として画期的な成果があったと認められます。
下記、県教育局特別支援教育課に要望いたします。

1、余命の限られた難病の子供たち、重篤な病気やけがで入院加療を余儀なくされている子どもたち等、けやき特別支援学校には教育の機会均等からはずれがちな子供たちが少なくない数在学しています。

このテレプレゼンスロボットOriHimeは、遠隔で意思疎通が出来るなどの優位性が認められ、ベットの上から等でも学習に取り組むことができます。
また、同じ場にいる子供たちに、差別を拒む心を醸成することもできると思われます。
複数台の導入活用を要望いたします。

以上

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