埼玉県議会選挙の記録

2019年(平成31年)

高木 功介 自民 19,670
浅野目 義英 立憲 19,337
はらだ 健太 11,929

 

2015年 (平成27年)

浅野目 義英 民主 18,202
荒川 岩雄 自民 16,040
小林 司 10,879
阿部 健仁 1,896

 

2011年 (平成23年)

荒川 岩雄 自民 16,641
浅野目 義英 民主 16,090
磯田 和男 みんな 15,228

 

2007年 (平成19年)

浅野目 義英 民主 21,547
荒川 岩雄 自民 17,345
伊藤 岳 共産 10,542

 

2015年【回想】選挙の記録

政治信条・公約

四期目に挑戦する私の誓い 埼玉県議会議員(さいたま市浦和区)浅野目義英

「攻撃目標」はどこか?

 私が仕事をさせていただいている、地方議会は二元代表制といわれる。長も議員も別々の選挙で選ばれてくるから、言わば大統領制の形態だ。「議会は長(執行部)の独善を指摘し、その暴走・独走を阻止することに役割がある」。よく言われることだ。つまり、議院内閣制である国政の与党・野党という役割は存在せず、議会はすべてが野党という認識だ。長(執行部)こそが「攻撃目標」で、そことの緊張関係を保つということが、認識の前提ともされている。
 世間でよく言われるし、教科書にも書かれている。けれども、これが間の抜けた認識になっている場合がある。むしろ実は、「攻撃目標」が議会自体に存在してしまっていることを、思い知らされることが多くある。議会全体の改革が、議会自身が阻んでいる実態に遭遇することがまったく多くあり、私は辟易している。
 埼玉県議会の委員会は、基本的に10人までしか傍聴ができない。同議会本会議場では、野次と怒号が飛び交うことがあり、議論が正常に聞き取れないことがある。この様子は、こんな時代なのにテレビ放映されていない。『埼玉県議会だより』は、こんな時代なのに発言者が誰なのかが分からない。同議会は、国の地方交付税の削減に呼応して、職員給与を削減することに賛成したのに、県議会議員報酬の削減には反対した。絶句に値する認識錯誤と怠慢だ。
 改革を求められていることが遅々として進まない。つまり、地方議会の実態は、「攻撃目標」が議会全体に存在してしまっている。という新しい認識を持つことが必要だ。この「攻撃目標」とは、守旧派であり守旧思想であろう。丁寧に勇気をもって挑まなければならない改革への作業だ。

必ず実現させる気概持つ

 「できない」と初めから思わないようにしている。「きっとどうにかすれば出来るはずだ」いつもそう思っている。
中途失明した全盲の中学校教員を現場に戻す提案は不可能、話にならないと言われた。しかしどうだろう。彼は秩父長瀞の中学校で堂々たる素晴らしい授業をしている。どんな人にもチャンスがあり最高のステージをつくることができる。そして生徒は差別を拒む心を持つことだろう。
ある自民県議から「県会議員が領収証貼りだってよ」と私は笑われたことがある。しかし政務活動費の使途全面公開は、7年前の私たち仲間の執念で実現した。公開しないことは罪であるとの認識を議員は持つ必要がある。しかも使い切りが原則だったこの政務活動費を、私たちは余ったものは返してきた。 約50年ぶりに歴史の扉をこじ開けたのだ。
埼玉県庁は明治4年から133年間ずっと今の位置にある。しかし、浦和区民に親しまれてきたかと考えると大いなる疑問だ。「身近に感じられ、賑わいを創出でき、気軽に訪れられる埼玉県庁をつくれないか」と強く訴えてきた。埼玉県庁が埼玉県民のものになれるかどうかの壮大な実験のように思われた。6400㎡の緑の広場が完成し、多くの方々の憩い、新鮮な県産野菜を買い求める朝市が開催され、犬や猫を殺処分から防ぎ命を紡ごうと譲渡会が開催され、ウォーキングする方が行き交っている。
すべてが不可能ではなかったのだ。丁寧な作業と必ず実現させる気概持つことが政治家には必要であると、思っている。

当事者の心にならなければならない

 江戸時代の天保8(1837)年、大坂町奉行所の与力であった大塩平八郎は、天保の大飢饉に苦しむ民の窮状を見るに忍びず決起。大塩平八郎の乱である。大塩は、「決起は弾圧され無駄に終わる」と反対する門弟の一人にこう答える。「数日前、淀川を歩いていると捨て子に会った。その泣く声が私の耳の底に響く。母親が捨てた子を見返りながら立ち去りかけたが、また帰ってきて頬ずりする。ついに意を決して捨てていったが、その母親さえも飢えてて死にそうな姿だった。お前は赤ん坊の泣き声とお前の心に紙一枚を隔てている。お前は赤ん坊を見物しているのだ。ただ可哀相だと言いながら。私は違う。赤子が泣くのは私の心が泣くのだ。捨てられた子、飢えたる民、それを前にして見物しながら思案する余地はない」。
私はこの話が好きだ。政府に決起しろと言いたいのではない。政治家は当事者の心と同じ心になることを意識しなければならない。

「政治は遠い、特に県政は遠い」を変えたい

 「県議会は何をやっているか分からない」と言われる。
日常的に、なぜ賛成したのかまた反対したのか説明、本質は何なのかについて議員自らの考え方を表明し、それらに対する人々の声に耳を傾ける作業が必要だ。  冒頭でも書いたが、首長との対決ではなく地方議会が、政策領域を分担していく時代が近づいているのではなかろうか。
横浜市議会は「財政責任条例」をつくった。市長は「中期計画」で財政運営の目標を設定し、目標達成の取り組みを定めなければならないと明記されている。また、取り組みの進行状況を議会へ報告するとされている。議会も検証して財政運営健全化の責任を共有化するという訳だ。
新時代の地方議会のシンボリックな形態であると私は認識している。けれども、県議会では、国会論争のようなものへの政党会派に対する罵倒、知事に対する不毛なバトルをぶつける事態が頻発している。もはやそのようなことをしている場合ではないと断言できる。
多元的な価値観を調整する作業と言われる。多様な主張があって当たり前という前提がなければならない。互いの主張の領域に落とし所はあるのだ。  「五箇条の御誓文」の第一に記されている。
新しい時代のため、議員は、調査研究能力を高め、なぜなのかの説明責任を徹底して果たさなければならない。議員は、議決すること、議決しないことの責任の強い自覚を持たなければならない。四期目に挑戦するに当たり、改めて誓いたい。

議会の放漫は、A級戦犯

 けれども、埼玉県議会では、国会論争を持ちだして他政党会派を罵倒したり、知事に党利党略で不毛なバトルをぶつける日常が頻発している。もはやそのようなことをしている場合ではないのではと断言できる。
子どもの教育、病気の備え、老後の備えなど、貯蓄がなければ生きていけないこの社会なのに、家計貯蓄率はほぼゼロに落ちている。夫婦2人で働くようになったにもかかわらず、世帯の収入はこの20年間で2割近く落ちた。
年収300万円以下の世帯が34%となり、国民の9割が老後に不安を感じる。かつての日本とは異質な社会になっている。苦しんでいるのは現役世代だけではない。高齢者の中で生活保護を受ける人の割合は、この20年間で倍増した。「老後の備えとして貯金や資産が足りない」と答えるお年寄りの割合も、欧米の2倍から3倍に達している。
それなのに、財政は再分配、格差是正の力をすっかりなくしてしまっている。財政が介入すると、子どもの貧困率がかえって悪化するという信じられない状況までが生まれている。
かつて北欧諸国と並んで平等国家と言われた日本だったが、今ではジニ係数を見ても、相対的貧困率を見ても、完全な格差社会となってしまった。
これらの情勢に立ち向かわない議会の放漫は、A級戦犯なのだ。

異常に多い「決議」

 現任期である平成27年5月臨時会以降、埼玉県議会では、31件もの決議が可決された。
関東近県でこれに次いで多いのが東京都の16件、続いて神奈川県の7件だ。埼玉県が決議を乱発している状況が見て取れる。しかも、このうち7件が上田知事などに対する問責決議などの性質のものであり、決議の政治利用と言っても過言ではないだろう。
一般的に、議会の機関意思を示す決議は全会一致が望ましいとされており、先に挙げた東京都でも16件の決議のうち14件が全会一致で可決されている。しかし、埼玉県では31件の決議のうち、全会一致だったものは半分以下の15件でしかない。
埼玉県議会では、多数会派が数を利用して恣意的で強引な議会運営を行っていると言わざるを得ない。

万機公論に決すべし

 政治は、多元的な価値観を調整する作業と言われる。多様な主張があって当たり前という前提がなければならない。
互いの主張の領域の間に落とし所はあるのだ。
「万機公論に決すべし」と「五箇条の御誓文」の第一項に記されている。
新しい時代のため、議員は、調査研究能力を高め、なぜなのかの説明責任を徹底して果たさなければならない。そのためには、広報活動も積極的に行わなければならない。
議員は、議決すること、議決しないことの責任の強い自覚を持たなければならない。

「人生は助け合い、政治は奉仕」これが私の政治信条の柱です。さらにこれを支えるためにつぎの4項目を己の肝に銘じています。

[其の一]

議会は、行政側に常に緊張感を与え、独善性や独走を防ぐために存在しているということを一時も忘れず行動してゆく。

[其の二]

街のなかにはたくさんのドラマが毎日毎日静かに繰り返されている。そのドラマの一つ一つに議会は一体どんな役割を果たせるのかを常に真剣に考えていく。

[其の三]

国会でやがて再びおこるであろう、おこることが求められる政権の交代を実現へ、地方のこの埼玉でも努力を傾けていく。つまり既成の守旧勢力を撃破するだけの十分なエネルギーをいつも醸成し続けていく。

[其の四]

改革意識と情熱をもっているか。無責任な政治を排除する勇気が衰えていないか。我が心を常に検証していく。

三大公約

かつてはみんながわかっていた…。「命こそ、はかなく、かけがえの無いもの」を心に刻む当たり前の社会。早く取り戻そう!

  • 県民の命と健康を守りぬく政策実現を急げ。
    (1)総合診療医の育成・活用
    (2)地域連携の強化・実現
    (3)医局制度の設置
    (4)適切な受診行動の推進
    (5)救急専門病院の設立
    (6)医学部設立/メディカルスクール設立
    (7)コメディカルの活用
  • 児童虐待3万件超。「命は素晴らしい」がわからない社会を、一刻も早く立てなおさなければならない。
  • 3分以内に使えば心室細動の75%の命が救えると言われる、自動対外式除細動器(AED)の設置急ごう。
  • 捨て犬・捨て猫の殺処分年間65万頭、命という視点からも、ただ殺すだけの施策からの脱却はかろう。
  • 網膜色素変性症(RP)など原因が不明で治療方法が確立していない、いわゆる難病のうち特定の疾患について、援助と対策構築しよう。

「そこに行くと何か違う」「みんなに自慢したくなってしまう」風格と自身のある埼玉県を!

  • 次世代路面電車(LRT=Light Rail Transit)導入し、理想的な交通対策を実現させよう。
  • 県公立高の空き校舎など利用し、埼玉県版寄宿舎ドンドン整備しよう。何かを達成しようとする気概もつ若者、自立心もち自己決定できる若者をそこで育てよう。

「いま地球は重病だ」の認識。忘れがちでないか!?あらためてスクラム組んでつくろう「CO2削減・循環型社会」を!

  • 建築物の温度低減、また鳥類・昆虫類等の飛来など生物相の回復に効果のある「屋上緑化」や「壁面緑化」の積極推進をはかろう。
  • 家庭でてんぷら等に使われた食用廃油の回収を始めよう。バイオディーゼル燃料(BED)として使用。二酸化炭素の削減や大気汚染抑制に貢献さえよう。
  • 「井戸・湧水復活再生事業」スタートさせよう。地下水を涵養し、「揚水・取水施設整備」し、遊歩道、水路などを整え、憩いの空間つくろう。
  • 「雨水貯留浸透事業」始めよう。市街地や道路での水を地下に浸透させ、既存の河川・沼への負荷を下げさせ、昔からの湧き水ポイントで涸れているものを再生しよう。