『若者は山里をめざす』を見る
都心からわずか60Km、消滅可能性都市ランキング埼玉県第1位にもなった東秩父村。
ここへ移住してきた若者たちの苦悩と喜びを追ったドキュメンタリー映画を、お誘い頂き見てきました。
「コンビニもない田舎で恥ずかしい」と思っていたのに、「無くなると聞いて悔しくなった」。
山里の持っている価値、山里に息づいている美質を再認識するべきと、若者たちは自然に思うに至り、都市から山里へやって来ます。
人と人がつながり、人と人が助け合いながら、特産品の開発をする青年、和紙職人を目指す青年など、自分自身にもしっかり目覚めていくそんな軌跡を追った映画でした。
胸に迫るものがありました。
人口減少が止まらない「過疎地域」は885の市町村となっています。初めて全国の半数を超えました。
高度成長期の予熱の中で生きている都市の人々。しかし過疎の地域では、都市の人々が手に入れられないものが確実にありました。