四大公約・政治信条

四大公約

医療、福祉、介護

命を救え!みんながわからなければならない。
「命こそ、はかなく、かけがえの無いもの」を心に刻む当たり前の社会。

県民へ高度医療を提供し、医療水準の向上果たせ

■県立循環器・呼吸器病センター
(1)脳卒中患者の積極的な受け入れ
(2)医療従事者対象の公開研修の実施
(3)ホームページを駆使した積極的な情報発信

■県立がんセンター
(1)患者さんの負担が少ない手術支援ロボットの仕様など先進的ながん治療の実施
(2)がん以外の正常組織恵へ影響が最小限となるような高精度放射線医療の実施
(3)ホームページを駆使した積極的な情報発信

■県立小児医療センター
(1)総合周産期母子医療センターとして、さいたま赤十字病院と提携した医療
(2)早期発見、後天性代謝異常などの検査実施
(3)ホームページを駆使した積極的な情報発信

■県立精神医療センター
(1)児童思春期精神疾患の高度専門医療の提供
(2)自傷他害の恐れのある急性期の患者へ救急医療を提供
(3)ホームページを駆使した積極的な情報発信

健康で安心して生きられる医療体制つくれ

■県民の命と健康を守りぬき、県民の安心を高める
(1)総合診療医の育成・活用
(2)地域連携の強化・実現
(3)埼玉県総合医局機構(県・医師会・大学等)の充実
(4)適切な受診行動の推進
(5)救急専門病院の設立
(6)大学附属病院、医学系大学院の整備支援
(7)コメディカルの活用

■感染症対策を強化せよ
(1)感染症発生時の初動体制の整備
(2)感染症の流行防止と拡大抑止
(3)感染症病床など医療体制の整備

■障害者介護の介助の咯痰吸引に、様々な配慮を
(1)研修受講のための費用軽減図れ
(2)登録研修機関をバランスよく増やせ
(3)研修指導者を十分確保せよ

■重度心身障害者医療費助成制度の対象拡大
(1)精神障害者保健福祉手帳2級保持者まで対象にせよ
(2)精神科への入院時の医療助成制度を対象にせよ

命の尊厳を社会全体で守れ

■子供の貧困に向け強い取り組みを
(相対的貧困状態の子供の割合13.5%、7人に1人を見つめよ)
(1)学習支援事業(アスポート)の全市町村実施
(2)子ども食堂などを行っている民間団体への支援
(3)子ども食堂などを行っている民間団体と企業やフードバンクとの連携
(4)「こども応援ネットワーク埼玉」の充実
(5)誰もが訪れやすい子ども食堂の企画

■児童虐待は社会全体で取り組みゼロへ
(幸せになるために生まれてきた幼い命を奪う非道さを許さない社会を)
(1)発生の予防力と抑止力の向上
(2)児童虐待相談窓口運用の充実
(3)発生時の即時対応と的確連携
(4)被虐待児への支援
(5)防止のための人権教育の周知と充実
(6)児童養護施設の中核市への設置促進要望

ひとりぼっちを救え

■児童養護施設の高機能化、多機能化進めよ
(愛情と信頼感のある家庭的な環境で安定した心で育てられることが必要)
(1)施設出身者の進学率高めよ
(2)埼玉県立大学への進学支援施策構築せよ
(3)未来のため丁寧な進学指導と資金支援を
(4)心理的ケアが必要な児童などの受入れを促進
(5)18歳以降の措置延長制度の積極的活用
(6)里親委託制度の推進
(7)施設退所後の自立支援の充実

児童養護施設いわつき

誰もが等しく生きられる社会をつくれ

■視覚障がい者(児)への対応
(1)鉄道駅のエレベーター、スロープ、トイレなどの補助金交付
(2)ホームドア、内方線付き点状ブロックの整備補助金交付
(3)ノンステップバス導入支援
(4)PICS(交差点横断支援装置)の運用拡大
(5)電子書籍、テキスト読み上げアプリなど読書環境の整備

■聴覚障がい者(児)への対応
(1)手話の普及と手話を使う環境整備

愛ある動物保護政策を

■人と動物がともに生きる社会の構築
(命という視点からもただ殺すだけの政策からの脱却を)
(1)犬、猫の殺処分ゼロ向け急いだ対応
(2)保護犬、保護猫などの譲渡会の開催の支援
(3)地域猫活動などに取り組む市町村への助成
(4)動物取扱業へマイクロチップ装着義務化を指導
(5)動物愛護推進員制度の充実
(6)補助犬の同伴入場について社会的気運の醸成と推進

難病対策強化せよ

■網膜色素変性症(RP)など原因が不明で治療方法が確立していない、いわゆる難病のうち特定の
疾患について、援助と対策構築しよう。
■難病患者の就労支援

健康寿命を延ばす施策を推進
(健康長寿の延伸、ひいては医療費抑制へ)

■「健康長寿埼玉プロジェクト」の強力推進
(1)埼玉県コバトン健康マイレージの発展、運用
(2)健康長寿サポーターの養成
(3)健康長寿埼玉モデル未実施の市町村へ参加を促す
(4)健康長寿埼玉モデル普及促進事業補助金の継続

高齢者への温かい支援を

(1)高齢者のセカンドキャリア支援
(2)高齢者の多様な活動の支援
(3)地域包括システムの構築支援
・認知症対策を推進せよ
・在宅医療、介護の連携強化

若者の孤立対策強化

(1)家族の介護などを行うヤングケアラーの支援推進
(2)増加している小中高校生の自殺対策
(3)若者の孤独、孤立対策セクションの設置

DV被害者を守る施策

■身体的、経済的、精神的、性的暴力DVなくす社会構築を
(1)安全確保、自立支援のため相談ホットライン充実せよ
(2)婦人相談センター機能充実せよ
(3)民間団体のDV被害者支援事業強固にせよ
・DVシェルター運営補助
・民間団体と市町村との交流促進
(4)DV被害者の自立支援を継続的にせよ
(5)DV被害者に同伴する児童・生徒へ学習のチャンスを保証せよ

自殺に追い込まれることを止める
(自殺者数全国3位、効果ある自殺対策を)
(1)相談窓口の周知
(2)相談しやすい体制整備
(3)ネット上での相談体制整備
(4)児童・生徒の自殺対策の教育
(5)県・JRとの共催での自殺防止キャンペーンの開催

文化、教育、平和

「そこに行くと何か違う」「みんなに自慢したくなってしまう」誇りのある埼玉県を!

光放つ埼玉文化

■文化・芸術活動の充実
(1)世界への発信
・蜷川レガシーの継承と新たな展開
(2)埼玉で充実
・文化振興基金の充実・活用
・下總 皖一音楽賞
・県立博物館施設8館での開催事業の充実
・県内天然記念物の保全と情報発信
・埼玉県古墳群など県が有する文化資材の魅力発信
(3)学校での文化充実
・学校公民館、障害者施設などへ出向き文化芸術を体験する事業

■伝統芸能を守る
(1)国、県、市町村指定の無形文化財の保存
(2)国、県、市町村指定の民俗文化財の保存
(3)後継者育成や備品修繕・整備などの助成

“知の森”県立図書を充実させよ

■県立図書館を県庁所在地さいたま市に設置する検討を

誇らしい交通システムの実現

■次世代路面電車(LRT=Light Rail Transit)の導入

■新都市交通システム・ニューシャトル伊奈線の充実と発展

■県公立高の空き校舎など利用し「埼玉県版寄宿舎」をドンドン整備しよう
何かを達成しようとする気概もつ若者、自立心自己決定できる若者を育てよう

世のため人のため生きた埼玉県人は郷土の誇り
(県民の郷土に対する知識や愛着を醸造することは必要)

■三偉人の偉業の継承
(1)渋沢 栄一
(2)荻野 吟子
(3)搞 保己一

■埼玉が生んだ偉人の認知度向上と偉業の語り継ぎ
(1)本多 静六(林学者「公園の父」)
(2)下總 皖一(作曲家、作曲総数1000曲以上)
(3)権田 愛三(「麦王」と呼ばれた)
(4)小嶋 登 (「旅立ちの日に」作詞者)

実際に埼玉県へ来訪していただく入口としての政策推進

■YouTubeなどを活用した埼玉県への観光客誘致の推進
(1)アニメの舞台となった地域を活用した誘致
(2)県が有している文化資源、天然記念物などの国内、世界への情報発信

埼玉教育の充実

■県公立高校の蘇生

■教育現場での不祥事防止せよ

環境

「いま地球は重病だ」の認識。忘れがちでないか!?
あらためてスクラム組んでつくろう「CO2削減・循環型社会」を!

地球環境を守るために脱炭素社会へ

県環境科学国際センターの充実を
(1)「気候変動適応センター」の充実
(2)環境教育機能の充実
(3)情報収集、整備、分析

■中小企業CO2排出削減・省エネルギー支援策強固なものに
(1)整備の導入補助制度さらに充実させよ
(2)CO2目標通り削減できない場合のペナルティ(罰金など)与えよ
(3)CO2削減の取り組みの金融面での後押し

■家庭CO2削減・省エネルギー支援策強固なものに
(1)家庭用燃料電池、(エネファーム)などの導入の支援

■脱炭素へ材料開発後押し
(ものづくりの復権を目指せ)

■「雨水浸透ますなど流域貯留浸透事業」始めよう。
(市街地や道路での水を地下に浸透させ、既存の河川・沼への負荷を下げさせよう)

■治山施設、保安林の整備

豊かな水とみどりを守り抜く

■清冽な水を守れ
(1)「井戸・湧水復活再生事業」スタートさせよう。地下水を涵養し、「揚水・取水施設整備」し、
遊歩道、水路などを整え、憩いの空間つくろう
(2)昔からの湧き水ポイントで涸れているものの再生政策

■農業用水の整備
(1)環境に配慮した護岸整備
(2)遊歩道の整備

■身近な緑を創り出そう
(1)建物敷地内にとどまらず屋上、壁面、駐車場などの緑化の推進、助成
(建築物や地面の温度低減、また鳥類・昆虫類等の飛来など生物相の回復に効果を発揮)
(2)小学校、中学校、幼稚園、保育所などの芝生化の推進・助成
(3)見沼田圃の保全と活用

見沼田圃

(4)トラスト保全地の保全と活用
(5)平地林の保全と活用

■地籍調査事業の促進
(1)境界トラブル未然防止のため、地籍調査進めよ

■希少野生動植物の保護
(1)指定する22種(動物3種、植物19種)などを保護・増殖せよ

循環型社会づくりの整備

■捨てられていた熱を有効利用。廃熱を生かそう。
(1)工場、発電機などからの熱供給を
(2)下水処理施設から発生する汚泥のエネルギー活用
・固定燃料の製造
・バイオガス発電
・廃熱発電
(3)熱の取り込み(=回収)のための技術研究を

■食品ロスの削減
(1)「もったいない」意識の定着
(2)家庭系ごみ排出量の抑制
(3)事業系ごみ排出量の抑制
(4)フードバンクやフードパントリー、子ども食堂などでの活用

アスベスト対策の充実

■石綿(アスベスト)の大気環境への影響に注視せよ
(1)平常時における石綿の飛散防止のため、繊維数濃度調査継続を
(2)災害時には石綿の飛散や曝露が懸念される。モニタリングを実施する体制を整備せよ

■公害のない安全な地域環境の創造
(1)アイドリングストップの啓蒙と指導

危機管理防災、警察

災害の多い国、日本
リスクを知って備えよう

災害に備え危機管理体制を構築
(今後想定される首都直下型地震などへの備えを固めよ)

■県内市町村への支援
(1)「避難行動要支援者名簿」作成の支援
(2)どのように支援させるかを決定しておく「個別計画」作成の支援
(3)「埼玉県地域防災計画」の支援内容の充実
・カセットコンロ
・太陽光発電機
・投光器
(4)市町村孤立化地域での生活必需品などの備蓄補助

■SNS災害情報分析システム構築せよ
(twitter上に寄せられた情報をAIにより分析)
(1)情報の収集、集積
(2)情報を市町村や消防などの機関に提供

■降雨量などの防災情報の収集
(1)河川カメラ画像の情報提供
(2)危機管理型水位計による水位情報の提供

■洪水浸水想定区域などの活用
(1)洪水ハザードマップの改定、新規作成を加速せよ
(2)浸水リスクをデータとして集積せよ
(3)まちづくりの水害対策への活用進めよ
・学校教育への活用
・不動産取引、賃貸契約時に水災害リスク情報の提供

■大地震などにおける道路の確保
(1)橋りょうの点検・修繕・更新、耐震補強

老朽化した橋梁の架換え(上武大橋)

地震対策で橋の耐震補強(新浦和橋)

(2)無電柱化の推進
(地震、台風などで電柱が倒壊する可能性)
(3)必要性が乏しくなっている横断歩道橋の撤去の検討
(4)スピード感のある復旧事業
(5)緊急輸送道路の整備
(6)緊急輸送道路下のマンホール浮上防止対策工事

 

■避難所の充実強化
(1)市町村避難所の情報(開、閉)のSNS発信
(2)市町村避難所の混雑状況のSNS発信
(3)感染予防対策の強化
(4)必要資機材の備蓄
(5)避難所のプライバシーの確保
(6)避難者のメンタルケア
(7)簡易ベットの派遣体制の構築
(8)キチンカーの派遣体制の構築
(9)簡易トイレの派遣体制の構築

■長期停電・通信障害の対応
(1)電気・通信設備の復旧作業の迅速化のためバックアップ電源の確保
(2)病院・高齢者施設など優先的に電力復旧すべき最重要施設のリスト出し

空を飛び命を救え

■防災ヘリコプターなどの救急業務の推進
(1)消火
(2)負傷者の救急輸送に格段の力を発揮する災害へリの活用
(3)ドクターなどの同乗する救急事案での防災ヘリの活用
(4)支援活動する県警察ヘリの活用

埼玉県防災ヘリコプター

■ドクターヘリコプター、ドクターカーの救急業務の推進
(1)交通事故などの重傷患者の命を救うために活用

防災意識の向上
(災害時の被害軽減を図れ)
■消防防災ヘリコプターなどの救急業務の推進
(1)研修
(2)訓練
(3)防災資機材の整備に対する助成

政治信条

議席を頂いている者として、私の誓い 埼玉県議会議員(さいたま市浦和区)浅野目義英

「攻撃目標」はどこか?

私が仕事をさせていただいている、地方議会は二元代表制といわれる。長も議員も別々の選挙で選ばれてくるから、言わば大統領制の形態だ。「議会は長(執行部)の独善を指摘し、その暴走・独走を阻止することに役割がある」。よく言われることだ。つまり、議院内閣制である国政の与党・野党という役割は存在せず、議会はすべてが野党という認識だ。長(執行部)こそが「攻撃目標」で、そことの緊張関係を保つということが、認識の前提ともされている。
世間でよく言われるし、教科書にも書かれている。けれども、これが間の抜けた認識になっている場合がある。むしろ実は、「攻撃目標」が議会自体に存在してしまっていることを、思い知らされることが多くある。議会全体の改革が、議会自身が阻んでいる実態に遭遇することがまったく多くあり、私は辟易している。
埼玉県議会の委員会は、基本的に10人までしか傍聴ができない。同議会本会議場では、野次と怒号が飛び交うことがあり、議論が正常に聞き取れないことがある。この様子は、こんな時代なのにテレビ放映されていない。『埼玉県議会だより』は、こんな時代なのに発言者が誰なのかが分からない。同議会は、国の地方交付税の削減に呼応して、職員給与を削減することに賛成したのに、県議会議員報酬の削減には反対した。絶句に値する認識錯誤と怠慢だ。
改革を求められていることが遅々として進まない。つまり、地方議会の実態は、「攻撃目標」が議会全体に存在してしまっている。という新しい認識を持つことが必要だ。この「攻撃目標」とは、守旧派であり守旧思想であろう。丁寧に勇気をもって挑まなければならない改革への作業だ。

必ず実現させる気概持つ

「できない」と初めから思わないようにしている。「きっとどうにかすれば出来るはずだ」いつもそう思っている。
中途失明した全盲の中学校教員を現場に戻す提案は不可能、話にならないと言われた。しかしどうだろう。彼は秩父長瀞の中学校で堂々たる素晴らしい授業をしている。どんな人にもチャンスがあり最高のステージをつくることができる。そして生徒は差別を拒む心を持つことだろう。
ある自民県議から「県会議員が領収証貼りだってよ」と私は笑われたことがある。しかし政務活動費の使途全面公開は、7年前の私たち仲間の執念で実現した。公開しないことは罪であるとの認識を議員は持つ必要がある。しかも使い切りが原則だったこの政務活動費を、私たちは余ったものは返してきた。 約50年ぶりに歴史の扉をこじ開けたのだ。
埼玉県庁は明治4年から133年間ずっと今の位置にある。しかし、浦和区民に親しまれてきたかと考えると大いなる疑問だ。「身近に感じられ、賑わいを創出でき、気軽に訪れられる埼玉県庁をつくれないか」と強く訴えてきた。埼玉県庁が埼玉県民のものになれるかどうかの壮大な実験のように思われた。6400㎡の緑の広場が完成し、多くの方々が憩い、新鮮な県産野菜を買い求める朝市が開催され、犬や猫を殺処分から防ぎ命を紡ごうと譲渡会が開催され、ウォーキングする方が行き交っている。
すべてが不可能ではなかったのだ。丁寧な作業と必ず実現させる気概持つことが政治家には必要であると、思っている。

当事者の心にならなければならない

江戸時代の天保8(1837)年、大坂町奉行所の与力であった大塩平八郎は、天保の大飢饉に苦しむ民の窮状を見るに忍びず決起。大塩平八郎の乱である。大塩は、「決起は弾圧され無駄に終わる」と反対する門弟の一人にこう答える。「数日前、淀川を歩いていると捨て子に会った。その泣く声が私の耳の底に響く。母親が捨てた子を見返りながら立ち去りかけたが、また帰ってきて頬ずりする。ついに意を決して捨てていったが、その母親さえも飢えてて死にそうな姿だった。お前は赤ん坊の泣き声とお前の心に紙一枚を隔てている。お前は赤ん坊を見物しているのだ。ただ可哀相だと言いながら。私は違う。赤子が泣くのは私の心が泣くのだ。捨てられた子、飢えたる民、それを前にして見物しながら思案する余地はない」。
私はこの話が好きだ。政府に決起しろと言いたいのではない。政治家は当事者の心と同じ心になることを意識しなければならない。

「政治は遠い、特に県政は遠い」を変えたい

「県議会は何をやっているか分からない」と言われる。
日常的に、なぜ賛成したのかまた反対したのか説明、本質は何なのかについて議員自らの考え方を表明し、それらに対する人々の声に耳を傾ける作業が必要だ。  冒頭でも書いたが、首長との対決ではなく地方議会が、政策領域を分担していく時代が近づいているのではなかろうか。
横浜市議会は「財政責任条例」をつくった。市長は「中期計画」で財政運営の目標を設定し、目標達成の取り組みを定めなければならないと明記されている。また、取り組みの進行状況を議会へ報告するとされている。議会も検証して財政運営健全化の責任を共有化するという訳だ。
新時代の地方議会のシンボリックな形態であると私は認識している。けれども、県議会では、国会論争のようなものへの政党会派に対する罵倒、知事に対する不毛なバトルをぶつける事態が頻発している。もはやそのようなことをしている場合ではないと断言できる。
多元的な価値観を調整する作業と言われる。多様な主張があって当たり前という前提がなければならない。互いの主張の領域に落とし所はあるのだ。「五箇条の御誓文」の第一には、「広く議会を輿し、万機公論に決すべし」と後版で再度記されている。
新しい時代のため、議員は、調査研究能力を高め、なぜなのかの説明責任を徹底して果たさなければならない。議員は、議決すること、議決しないことの責任の強い自覚を持たなければならない。議席を頂いている者として、改めて誓いたい。

議会の放漫は、A級戦犯

けれども、埼玉県議会では、国会論争を持ちだして他政党会派を罵倒したり、知事に党利党略で不毛なバトルをぶつける日常が頻発している。もはやそのようなことをしている場合ではないのではと断言できる。
子どもの教育、病気の備え、老後の備えなど、貯蓄がなければ生きていけないこの社会なのに、家計貯蓄率はほぼゼロに落ちている。夫婦2人で働くようになったにもかかわらず、世帯の収入はこの20年間で2割近く落ちた。
年収300万円以下の世帯が34%となり、国民の9割が老後に不安を感じる。かつての日本とは異質な社会になっている。苦しんでいるのは現役世代だけではない。埼玉県の65歳以上の高齢者は2025年には203万人に増加する見込みだ。高齢者の中で生活保護を受ける人の割合は、この20年間で倍増した。「老後の備えとして貯金や資産が足りない」と答えるお年寄りの割合も、欧米の2倍から3倍に達している。
それなのに、財政は再分配、格差是正の力をすっかりなくしてしまっている。財政が介入すると、子どもの貧困率がかえって悪化するという信じられない状況までが生まれている。
かつて北欧諸国と並んで平等国家と言われた日本だったが、今ではジニ係数を見ても、相対的貧困率を見ても、完全な格差社会となってしまった。
これらの情勢に立ち向かわない議会の放漫は、A級戦犯なのだ。

異常に多い「決議」

現任期である平成27年5月臨時会以降、埼玉県議会では、31件もの決議が可決された。
関東近県でこれに次いで多いのが東京都の16件、続いて神奈川県の7件だ。埼玉県が決議を乱発している状況が見て取れる。しかも、このうち7件が上田知事などに対する問責決議などの性質のものであり、決議の政治利用と言っても過言ではないだろう。
一般的に、議会の機関意思を示す決議は全会一致が望ましいとされており、先に挙げた東京都でも16件の決議のうち14件が全会一致で可決されている。しかし、埼玉県では31件の決議のうち、全会一致だったものは半分以下の15件でしかない。
埼玉県議会では、多数会派が数を利用して恣意的で強引な議会運営を行っていると言わざるを得ない。

万機公論に決すべし

政治は、多元的な価値観を調整する作業と言われる。多様な主張があって当たり前という前提がなければならない。
互いの主張の領域の間に落とし所はあるのだ。
「万機公論に決すべし」と「五箇条の御誓文」の第一項に記されている。
新しい時代のため、議員は、調査研究能力を高め、なぜなのかの説明責任を徹底して果たさなければならない。そのためには、広報活動も積極的に行わなければならない。
議員は、議決すること、議決しないことの責任の強い自覚を持たなければならない。

「人生は助け合い、政治は奉仕」これが私の政治信条の柱です。さらにこれを支えるために次の4項目を己の肝に銘じています。

[其の一]

議会は、行政側に常に緊張感を与え、独善性や独走を防ぐために存在しているということを一時も忘れず行動してゆく。

[其の二]

街のなかにはたくさんのドラマが毎日毎日静かに繰り返されている。そのドラマの一つ一つに議会は一体どんな役割を果たせるのかを常に真剣に考えていく。

[其の三]

国会でやがて再びおこるであろう、おこることが求められる政権の交代を実現へ、地方のこの埼玉でも努力を傾けていく。つまり既成の守旧勢力を撃破するだけの十分なエネルギーをいつも醸成し続けていく。

[其の四]

改革意識と情熱をもっているか。無責任な政治を排除する勇気が衰えていないか。我が心を常に検証していく。