【幸せになるために生まれてきた幼い命を奪う非道さを許さない社会を】

NPO法人 子どもセンター・ピッピ(大倉浩理事長)は、“子どもシェルターを”設置するなどし、児童虐待などで居場所がなく傷ついた子どもたちに寄り添い、心身に負った傷から回復する安心で安全な生活環境を提供し、子どもたちの自立を支えている団体だ。会員でもある私は総会へ伺ってきた。

厚生労働省が昨年11月にまとめた数字だ。全国の児童相談所が2019年度に児童虐待として対応した件数が19万3780件(前年度比21.2%増)となり、統計開始以来29年連続で最多を更新した。前年度からの増加数も3万3942件で過去最多。私の県政報告会でも訴えたが「最悪の数字」だ。

また警察庁が今年2月4日発表した数字だが、児童虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは去年、全国で10万6991人と前年よりも8769人増え初めて10万人を超えた。心理的虐待やネグレクトも多い。命を奪われる子も少なくない。
子どもは幸せになるために生まれてくる。幼い命を奪う非道さを許さない社会をつくりあげる決意が必要だ。

挨拶する大倉理事長

 

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