「誰だか分かりますか」

東大宮駅にて

マスクを指で下げながら「分かりますか」と尋ねてきた。混み合う早朝の駅エレベーター下。すぐに分かった。「わかるよ」。

私の私塾に彼は通ってきてくれていた。幼、小、中、高…。大学生になっても来てくれていたかな。
余りにも懐かしい思い出ばかりの“子”だ。
その後、約20年連絡がつかなかった。

「政治改革と国民生活の向上について、駅頭からお訴えをしてまいりました。年の瀬を迎えました。1年間ありがとうございました」そう話しながら、教え子との久し振りの懐かしい出会い。感激で声が詰まっていく。

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