ああ、世界94位
ある国際研究機関が公表した“世界租税支出透明性指数”の国際ランキングで、104カ国中日本は94位だった。
青山学院大学の三木義一教授は、この順位を「金まみれの政治、質の悪い政治家、検証のない税の垂れ流しが生み出した結果である」と述べている。
企業、団体、組合がせっせとパーティー券を購入。政党支部などは必死にパーティー券を販売。
持たれ合いが生まれ、様々な税の優遇を陳情し、特別措置を導入させたりする。
その特別措置の効果を国民に事前に知らせることもなく、事後にどの程度効果があったかも知らされることもない。
94位との数字は、この日本の現実、自分のことしか考えない政治家を、鮮明に表している数字だ。
日本の租税支出の情報公開度が極めて低いことを、国民と関係者は、重く認識しなければならない。
どうしてここに税金が使われたのか、根拠はあるのか、また税金はキチンと使われているのか、自民党の裏金問題もそうだがこの不透明性さ加減が、国力をダウンさせているのだ。