絶望と希望を灯す原爆の火
常泉寺にて
原爆が米国で生まれ、22日後に広島に投下。さらに3日後、長崎へ投下された。
山本達雄さんは従軍中、広島市内で被曝。書店経営の叔父を必死に捜索。しかし消息不明。焼け跡からわずかな残り火を集め形見としてカイロに移す。325km離れた故郷の福岡に持ち帰る。この火は、村長の提案によりずっと同地に灯される。
その後この“広島”の火は、長崎の原爆瓦から採火された“長崎”の火と合わされる。そして様々な方の努力と良識で、さいたま市見沼区染谷にある常泉寺で灯し続けられている。
私の事務所の近くのお寺だ。
多くの方の絶望と希望を、灯し続けている。