第35代 上尾市議会議長 浅野目義英

「私に与えていただいた使命を一時も忘れることなく、上尾市の未来のため、
心を熱くしながら、全国最年少議長の名に恥じない仕事を、成し遂げていきたい」と、議長就任に当たり決意を語る。

「小学生の時にジョン・F・ケネディ大統領や明治の代議士田中正造のことを知り、
自分も政治家になりたい」との決意が二五歳で上尾市議会議員として結実。

地元の上尾高校から法政大学社会学部を卒業。
自由な校風として知られる法政大学時代から新自由クラブで活動し、
卒業後は桶川市の小学校教諭を経て、被選挙権を得て初めての上尾市議選に挑戦。

選挙につきものの「地盤、看板、カバン」の何もなかったが、
上尾高校時代の仲間などが応援し、若者の共感を呼び見事に当選。

以来、四回連続し、平成八年一月九日臨時市議会で全国最年少の議長に就任した。
その間、平成四年から総務常任委員会委員長、六年から議会運営委員会委員長なども経験しており、
最年少といえども経験は豊富である。

上尾市長も新井氏が就任し、市政の方向付けもこれからであるが、
当面の課題は、四市一町の合併、政令指定都市問題であり、議長としてのリーダーシップをどう発揮するか注目される。

「大宮市との交流を行ってきたがさらに浦和、与野両市との議会とも話しあっていきたい」と、
合併問題に積極的な態度を示す。三七歳の若い力での政治改革と新時代の上尾の街づくりに期待がかかる。