分身ロボット・オリヒメ(※4)は、重度身体障害者の方の生きる力に活用できないか。
Q 分身ロボット・オリヒメは、置いた場所で、遠隔から発言をし、声を聞き、自分の体のように動かすことができる。
こうした新しいテクノロジーを活用し、ALS患者(※5)など障害者の社会参加や就労支援を行い、誰もが生を自覚できる共生社会の実現を図ることはできないか。

A 分身ロボット・オリヒメについて、デジタル技術を活用した障害者の社会参画方策の一つとして研究していきたい。
重い障害があっても社会参加や就労につながることで希望と生きがいを持つことができる。
障害者が社会で自らの能力を発揮できるよう、積極的に取り組んでいく。

※4 分身ロボット・オリヒメ
株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボットの名称。カメラ・マイク・スピーカーが登載されており、インターネットを通じて遠隔操作が可能。入院や身体障害などで通勤・通学が困難な方の「移動の制約」を克服し、「その場にいる」ようなコミュニケーションを実現する。

※5 ALS患者
手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)という進行性の神経疾患の患者で、国内で約1万人がこの病気を患っている。