大宮・上尾・浦和・与野四市と伊奈町の同時対等合併の早期実現を目指す「大宮市・上尾市・伊奈町合併連絡協議会」の役員準備会が十三日、大宮市宇宙劇場で開かれた。
今後、同時対等合併に関する調査・研究・研修会・講習会などを実施するほか、四市一町合併政令指定都市実現に向け、浦和・与野両市に積極的な働き掛けを行う。
役員会には二市一町の各正副議長、各議員二十一人と新藤亨弘大宮市長ら各執行部関係者が出席。冒頭、杉崎詩郎大宮市議会議長が「将来の県の中心を成す当地域の発展は、次の世代への大きな贈り物。そのための汗ならいくらでも流してもいいだろう」と、同時対策合併実現の意思を確認した。浅野目義英議長上尾市議会議長も「われわれには首都圏機能分散の一翼を担う共通の目的があり、(YOU And Iという)共通の歴史がある。この二つを完遂するため、真っすぐに歩いていきたい」とした。
この日は、事業や役員などの協議会規約案が決まり、三市町議会議長をそれぞれ代表幹事に選出。また相談役には、政令指定都市問題等三市議員連絡協議会代表幹事の斎藤清治大宮市長が選ばれた。斎藤相談役は「YOU And Iを生かした街づくりが大事。辛抱強く、中身の濃い議論が街づくりの基本。多少期間がかかっても、良い街が出来てくるだろう。」とあいさつし、四市一町論を強調した。
大宮市議会は、二市一町と三市それぞれの協議会に属し、四市一町論を強調した。
大宮市議会は、二市一町と三市それぞれの協議会に属し、四市一町同時対等合併実現の懸け橋となるため、杉崎議長は「まずは四市一町が同じテーブルにつくこと。それこそが二市一町の協議会の目的」としている。二市一町合併連絡協議会の設立総会は、七月二日午後五時から開かれる予定。(会場は未定)。