浅野目義英氏(48)
県中枢の浦和区で、新人ながら自民現職を抑えてトップ当選。「政権交代に向け、地方から一里塚を築くことができた」。納得の笑顔を見せる。
選挙期間中は「議会改革」を前面に打ち出した。二十二人に増えた党県議団で政策調査会副会長に就任。「これまで議会に緊張感が乏しかったのは事実。行政の独走を許さず、対立軸を示していくのが民主の役割」と言う。
三大公約に「命」「誇」「緑」を掲げた。「児童虐待問題をはじめ、今、改めて命の大切さが問われている」。自身の長男も超未熟児で生まれ、半年間保育器で育っただけに実感がこもる。
誇りと風格ある都市づくりもテーマ。「埼玉には顔がないといわれる。だれでもイメージできるような街にしていきたい」と語った。