浅野目義英氏(民主党・無所属の会、さいたま市浦和区)
【質問】
失明して現在県立盲学校で勤務する先生がいる。
もともと中学校の教員で、グラウンドを生徒と走り回るような先生だった。
網膜剥離(はくり)で視力を失ったが、普通校で再び教壇に立ちたいと希望を持っている。
「普通校では環境が整わないから働けない」という姿勢には納得できない。
県が塙保己一の業績を顕彰していることもあり、全盲となった教師でも普通学校で教えることの道筋をつけるべき。
教員採用試験について視覚障害者の採用状況は。

【知事答弁】
県ならびに市町村教委は、面倒くさがらず多くの人たちにチャンスが与えられるよう取り組んでほしい。

【島村教育長答弁】
現在、視覚に障害がある教員は高校二校に各一人、盲学校に十七人勤務している。
(伊奈学園総合高校の)数学の担当教員の場合、円滑に授業を行うことができるよう、点訳された教科書を使い、ほかの教諭とのチームティーチングを行っている。
人事配置については加配教員など人的支援を整える必要があり、市町村教委と協議し、受け入れ態勢を整える必要がある。