県議会の立憲・国民・無所属の会(浅野目義英代表)は5日、県庁を訪れ、児童虐待防止に向けた啓発の促進などを求める上田清司知事宛ての要望書を知久清志福祉部長に提出した。
東京都目黒区で5歳の女児が虐待死する事件が発生し、県は管轄する七つの児童相談所(児相)が把握したすべての虐待情報をデータベース化し、8月から警察と共有する。
要望書では、民間団体とも連携し社会全体に向けた児童虐待防止の啓発促進や児相・市町村などの相談体制の強化、虐待を受けた子どもや親に対する心のケア等を求めている。
要望書を受け取った知久福祉部長は「重大な事件もあり、この問題については大変深刻に受け止めている」と述べた。(丹波良平)