次期衆院選の埼玉六区(上尾、桶川市など)で、上尾市議会議長の浅野目義英氏(三八)が四日、自民党公認で立候補する意向を固め近く同党に公認申請する。
一方、社民党県連合(瀬谷英行代表)も同選挙区で深田肇・前参院議員(六四)を擁立する方針を固め、十五日にも同県連合常任幹事会で正式に決定する。
六区では、新進党の現職若松謙維(四〇)、共産党の新人高村雅子(四九)の両氏が立候補を表明しており、自民、新進、社民、共産の各党の候補予定者が出そろった。
六区では、自民からの出馬を表明し準備を進めていた藤木孝男氏が今年一月、出馬を取りやめたため、同党県連が、新たな候補予定者を模索していた。
浅野目氏は八三年、上尾市議に初当選し現在四期目。今年一月から同市議会議長。
一方、社民党県連合は、すでに深田氏の擁立方針を明らかにしており、選挙区について県連合内で調整を進めてきた。
深田氏の住居のある浦和市を含む一区か同党の選挙地盤が比較的強い六区が候補に上がっていたが、連立与党としての立場から、自民現職の候補予定者がいない六区での出馬を決めたと見られる。
深田氏は、党中央執行委員などを歴任し、現在、党組織局長。八九年の参院選で九十七万票を集め初当選したが、昨年七月の参院選で落選していた。