【女性だからではなく、人としての“高さ”を感じている】
18日に甲子園で選抜高校野球大会が開幕した。
今大会からすごいことが起きる。
従来の規則が緩められて、女子部員が試合前の守備練習でノッカーを務めることが認められたのだ。
2016年の夏、開幕前に甲子園球場での練習で、女子マネージャーがノックの際ボールを渡す補助役で参加し、大会関係者に制止されたことがあった。
甲子園の試合前の練習でノックをする女子部員は、1924年(大正13年)から始まり95回のセンバツの歴史の中で、徳島県立城東高校の永野悠菜さんが初めて。17歳の少女だ。
城東高校野球部は12名のチーム。監督の不在練習の時、ノックをした男子部員が「今日、一個もノックを受けられなかった」とこぼしたのを永野悠菜さんは聞く。「自分が打てたらいいんじゃないか」とノッカーになることを思いつく。
音楽しかやったことがなく、野球経験どころか運動経験が全くないのに、監督にノックの打ち方を教えて欲しいと懇願。まめをつくりながら猛練習を続けた。
私もYouTubeで、永野さんの“勇姿”を見たが、きれいなフォームだ。
↑上記動画が閲覧出来ない方はこちらのリンンクよりご覧いただけます。
あのキング牧師の名演説でも語られている。
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。
諦めない、挑戦心ある、可能性を信じる、みんなのためにやりたい。
永野さんは、女性だからではなく、the content of their character. 人格そのもの、つまり、人としての素晴らしい“高さ”を私は感じている。